那珂川トリップ

(福岡県福岡市)

ご自分が住む街を、川に浮かんで眺めた事はありますか?

川は地上で最も低い場所をさらに低い方へと流れています。そこから見上げる街そのものや、人の手でつくられた橋や水門などの人工物、そして人々の営み。視点を変えるだけで見えてくる新しい風景は、等身大の街が放つエネルギーや、通り過ぎていた自然に気づかせてくれます。そして浮かぶ川は、まるでコンクリートジャングルにひっそりと湛えるオアシスのよう。そこには野生の生態系がしっかりと息づいています。運がよければカワセミに会える日もあるんです。

福岡と佐賀を跨ぐ脊振山地を水源とする全長35kmの那珂川は、市民の口に入る水道にも利用され、福岡市を貫き博多湾へと注ぎます。九州最大の歓楽街である中洲の地形は、那珂川によって形成されました。《那珂川トリップ》は、川の中でも河口付近の汽水域と呼ばれる淡水と海水が入り混じるエリアで、JR竹下駅の少し下流から中洲にある天神中央公園付近までの約5kmをフローティングして行きます。

アジアの玄関ともいわれる福岡の都心の真ん中で、貸切のプライベートリバー。特別な時間を特別な人と過ごしてみませんか?

 

【定員】 4名

【行程】 5時間

【参加費】 1名様/¥10.500 (ガイド料/装備レンタル料/保険料/税込み)

【集合場所】 JR竹下駅 

集合時間】「地球のリズムに寄り添うスローなトリップ」

《那珂川トリップ》は、その他の川トリップとは少し趣が異なります。それには海が関係しています。

海は月の引力と地球の自転と引力の影響によって「干潮と満潮」を一日に2度繰り返しています。干潮は文字通り潮が引いている状態、満潮は潮が満ちている状態です。干満の時間は、毎日約一時間づつ規則的にづれて行くのも特徴のひとつです。また、ひと月に一度やってくる「新月と満月」。その頃を「大潮」と言い、潮の干満の差が最も大きな日が数日続きます。

《那珂川トリップ》を開催するエリアは川の下流域にあり、淡水と海水が入り混じるこのエリアを別名「汽水域」と言い、泳ぐ魚も海水魚になります。したがって満潮に向かう時間の川の流れは、海からの潮が上流に向かって逆流していくのです。これでは川下りも流れに向かって進む事になり、その状況は避けたいものです。ツアーは、干き潮によって川はゆっくりと海に向かって流れている状態で行います。

ツアーのご予約をお受けした際に、当日の満潮タイム(潮が止まっている時間帯)の1時間前をめやすに集合時間としてお知らせ致します。

【ツアー終点から起点までの復路】 現地解散も可能です。

ツアーの終点、天神中央公園からJR竹下駅へのお戻りは、福岡都心¥100バスか地下鉄(大人¥100)を利用しJR博多駅まで移動。JR竹下駅まではひと駅(大人¥160)になります。

※ 交通機関の運賃は参加費には含みません。

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