越冬するオシドリ夫婦の実態は?

野池や川、公園の池などの水辺では、たくさんの水鳥たちを見ることができます。遠くは中国、シベリア、アラスカなどの北国から飛んできて、越冬する旅する水鳥たち。暖かくなる春になると彼らはまた、それぞれの夏を過ごす繁殖地へと渡って行きます。

それまでのこの季節、群れで過ごす彼らの観察をするには絶好のタイミングです( ´ ▽ ` )ノ

 

こんばんは〜

SNAIL VISION  Nature Healing Trip

酉年生まれの年男、自然ガイドのツムリンことトモキでございます♪ 

 

わたしたちが生活するエリアにある身近な淡水の水辺。そこには、冬ならではの光景を見ることができます。(浜辺や干潟にはシギカモメの仲間が越冬します。)

寒空の下、水の上に気持ちよさそうに浮かぶ水鳥たち。その多くの種はカモの仲間です。

彼らはこの越冬中にパートナーを見つけ、春が来るとそれぞれの繁殖地へと飛んでいき、子育てをし、冬にはまた帰ってくるのです。

 

〝仲睦まじい夫婦〟のことを人間の世界ではオシドリ夫婦と呼んだりしますが、水鳥界での実態は〝期間限定〟であることをご存知でしょうか?

オシドリも他のカモ類と同じで、抱卵、子育てをするのはメスのみになります。無事に産卵すると、オスは役目を終えたかのようにその場を去るのです。。これを破綻ととるか種の保存計画ととるかはアナタ次第ですが、人間界でもメスには頭が上がらないのは同じですね(´∀`; )

 

ただし、鳥界の中でも〝生涯連れ添う夫婦の鏡的存在〟がいます。アホウドリツルの仲間、ハクトウワシクロコンドルなどの猛禽類で、そのどれもが翼を広げたら2mを軽く超す大型の鳥類です。これらの多くは食物連鎖のピラミッドの頂点に君臨し、同時に絶滅危惧種にあたる絶対数が少ない種になります。つまり、『生存競争には一夫一婦制が有利である。』ということです。

オシドリ

暦は立春節分の後日より次の節気の雨水の前日までの期間)

日中は晴れるとぽかぽか陽気も味わえる今日この頃。ヨモギは新芽を吹かせ、オオイヌノフグリやホトケノザも健気に花を付けています。見事に咲く梅の木もちらほら。春の足音が遠くから聞こえてきました♪

ただ、今夜から週末にかけて冬型の気圧配置が強まり、雨が次第に雪へと変わり山間部では積もる予報が出ています。野外で仕事をされる方、週末に外遊びの予定を立てられている方は、用心して過ごされてくださいね( ´ ▽ ` )ノ