真冬という言葉がぴったりなこの頃、見かける花も少ない中、数珠繋ぎになって咲く可憐な花があります。
ロウバイ(蝋梅)です。
クスノキ目・ロウバイ科・ロウバイ属
ロウバイ
こんばんは〜
SNAIL VISION Nature Healing Trip
季節の花を愛してやまない自然ガイド、ツムリンことトモキです♪
ここ佐賀と福岡の県境の平地でさえ、朝方は連日氷点下の気温が続いており、車に乗る際は暖機運転が必須です。
バケツの中の水も、日陰だとお昼過ぎまで凍りついたままです。
そんな中、寒さを纏って凛々しく咲くロウバイは、目にする度になんだか〝侘び・寂び〟を感じるのは僕だけでしょうか。
香り高いロウバイは、中国原産の落葉低木で、まるでロウ細工のような少し透けた黄色い花を咲かせます。
中国では、ウメ・スイセン・ツバキとともに〝雪中の四花〟として尊ばれているそうです。
日本では、晩冬(小寒〜立春の前日までの間)の季語とされています。
庭木として馴染み深いロウバイは、栽培も比較的易しく、挿し木が一般的ですが、種まきから最も簡単に育てられる樹種になります。秋の終わり頃、アズキほどの大きさの種が付きます。また、寒さに遭わせた方がよく発芽するそうです。
特筆すべきなのは、種にアルカロイドであるカリカンチンを含み有毒です!中毒すると、破傷風に似た症状(痙攣、呼吸麻痺など)があり、非常に毒性が強く、致命的な影響を及ぼすので、吸い込んだり口や目などにも絶対入れないでください!(ネズミなどの小動物の駆除にも用いられる)
北日本では低気圧が発達し、27日も大荒れとなる見込みです。十分注意されてください。
西日本では週末にかけて少しづつ気温が上がっていき、29日(日)には20℃前後の小春日和になるところもあるみたいです。
季節はゆっくりと確実に流れています。立春が待ち遠しいですね♪
今にも開きそうなウメのつぼみ