小さな渡り鳥、ジョー

吹く風が季節を運んでくるように、巡る季節が鳥たちを運んできます。

 

こんばんは〜

SNAIL VISION  Nature Healing Trip

鳥を愛する酉年生まれの自然ガイド、ツムリンことトモキです♪

 

最近よく目にするようになったジョウビタキが、冬の訪れが近いことを知らせてくれています。

 

ジョウビタキ(♂)

冬鳥として知られるジョー(勝手に愛称w)は、越冬するために秋の終わりに日本に渡来してきます。

繁殖地はチベットから中国東北部、ロシアの沿海州やバイカル湖などですが、手のひらサイズのジョーを見ると、なんとまあ遠いところからよくぞご無事で、と感激してしまいます!

 

ジョーの体長は13〜15cmほどで、スズメより少し小さな小鳥です。

オスは頭が銀白色、顔は黒色、腹は赤茶系のオレンジ色。メスは灰色系の茶色をしており、どちらも翼に目立つ白斑があります。

日本では積雪のない地方で越冬し、草地、公園、河原、市街・住宅地などの平地から低山付近まで生息するので、身近な冬鳥として観察することができます。

 

名前のジョウは「尉」で〝銀髪〟の意。ヒタキは「火焚き」で、火打ち石をたたく音に似た鳴き声から名付けられたらしいのですが、実際には甲高い澄んだ音で「ヒッ、ヒッ、ヒッ、、」と鳴いています。う〜ん、音を文字にすると余計わかりにくい気がしますねぇ。。

 

 

短い冬の間、羽根を休めて、少ない食料のなか栄養をつけて、日本を満喫してほしいな〜と思います^ ^

渡り鳥たちが持つナビゲーションシステムには、つくづく感心しますね。また、かわいい顔して海をも越える強靭な肉体。。

動物たちが持つ人間が持たない能力は、「天は、人の上に人をつくらず」どころか人間も動物も昆虫も魚も鳥も、姿やサイズや種は違えど上も下も何も隔たりはなく、それぞれの個性を持つ同じ命に違いないと改めて思うわけです。

 

みんなでこの星で生きていること。土から生まれ土に還っていくわたしたち一匹一匹が、地球の〝かけら〟であること。

当たり前のことをこんな言い回しでこれからも伝えていきたいと思います^ ^