ジョロウグモ先生

最近の自然界は、どこもかしこもクモの巣だらけ!と思われている方も多いのではないでしょうか??

はい、正解です。大きなクモの巣の真ん中に鎮座するは、ジョロウグモが最盛期に入っています。

 

こんばんは〜

SNAIL VISION  Nature Healing Trip

クモのそのミステリアスな生態に感化される自然ガイド、ツムリンことトモキです♪

 

もうすぐ皆様が楽しみにしているハロウィン(収穫祭)がやってきます♪

ハロウィングッズが店頭に並んでいますが、改めて気付いたのがクモやクモの巣モチーフのあれこれが色々ありますね〜

 

そうなんです!夏が過ぎ、9〜10月頃である今、クモは成熟しています。

大きなものは直径1m以上の立派な巣を作るのがジョロウグモと呼ばれる種類。見た目からデンジャラスですw

彼らはクモの巣を張る他の種類と同様に、一晩にしてセルフビルドした住処は、同時に餌になる獲物を捕らえる〝罠〟であることは知っての通りです。

より多くの餌を得る為に虫が飛んでくる通り道を予測して作られる、一度掛かれば生きて帰ることはない恐怖のトラップ。彼らは常に罠を見回り、メンテナンスを欠かしません。

もう、これだけで〝先生〟と呼ばせていただきます^ ^

 

この〝巣〟が餌場であるという風変わりな暮らしや、その芸術的な造作がなんとも他の虫とは一線を画し、『昆虫』と定義されるものは基本的に頭、胸、腹と3つに分かれ、足は6本と決まっているのですが、クモは頭と腹の2つから成り、足も8本ある独自の生き物で、カテゴリーで言うと『節足動物門鋏角亜門クモ網クモ目』になります。

クモは昆虫ではなく、クモなんです^ ^

 

ジョロウグモは、オスに比べメスが圧倒的に大きなサイズをしています。

今の時期が繁殖期になるんですが、オスは交尾を仕掛けるタイミングを見誤るとメスに食べられてしまうので、メスが脱皮を終えた瞬間や餌を食べているその隙にサササッと済ませるらしいですww

勇気をふり絞った命懸けのアタック。決死の覚悟がなければ子孫を残せないのがジョロウグモの非情な世界なんですね〜´д` ;

 

すべてのクモは尻部から糸を出します。人間の髪の毛の10〜20分の1の直径であるのにもかかわらず、自然界で最強の繊維と言われ、〝鉄の強度〟とも言われています。

その主成分はタンパク質ですが、糸を腹に納めているわけではなく液体になっていて、尻部から放出される時に糸化するそうです。

また、クモは空中に放った自分の糸で風に乗り、罠作りで遠くへと糸を掛けたり、飛んでいく移動手段としても使われます。

羽ではなく、糸で空飛ぶ小さな忍者。。

 

皆様に是非見てもらいたいのが捕食シーン!ここでは割愛しますので、機会があれば観察してご自分の目で確かめてみて下さい♪

毎度ながら僕は鳥肌を立てて興奮してしまいます^ ^

〝クモの巣〟について、また後日記事にするのでお楽しみに^ ^

 

 

知れば知る程、不思議な生き物であるクモ。

人間にとっての害虫を食べてくれるので、昔から世界中で大切にされている存在なのです♪

 

 

ジョロウグモ(♀)