登山靴を買う前に

吹き抜ける風からは湿度が抜け、空はクリアに澄みわたり、暑くも寒くもなく丁度いい気温の日々。

今年こそはと始めようとした山歩きも、なかなか装備を揃えるまでは至らず、登山靴もまだ買ってないし、今年もまたデビュー出来ずにあきらめてしまうのか、、

なんてお悩みの山ガール&山ボーイ希望の皆さん!秋は今が旬ですよ〜♪

 

こんばんは〜

SNAIL VISION  Nature Healing Trip

父と登った初めての山は、物心もついてなかったので覚えていない、自然ガイドのツムリンことトモキです♪

 

秋雨前線も離れてしまい、台風も来なければ、一年の中でこんなに安定したお天気が続くのは、まさに今ですよ!

 

山登りと言えば、装備のうち真っ先に思い浮かぶのは〝登山靴〟ですよね^ ^

これがまたいいお値段するんですよね〜。(安くても1万円〜)

僕も常々口にしている「イイものはイイ」は間違っていませんが、だれかが言い出した「おシャレの基本は足元から」なんて定番の流行語(!?)は、ただの商業戦略ですからーww

 

 

今ふり返ると、初めて登山靴を買ってもらったのは小6の時。産まれたばかりの妹と母は留守番で、父と弟と初めての富士山を登った時でした(僕の高山病により7合5尺で終了)。それまで、阿蘇山や久住山、由布岳、宝満山など、九州内でちょこちょこ家族で登っていた山では、常に通学時のスニーカーでした。そして成長期に買ってもらったお気に入りのピンクの登山靴は、すぐに小さくなって履けなくなりました。涙

 

それからは、基本スニーカーです。

屋久島の縦走や知床の羅臼岳、タイはチェンマイの2泊3日のトレッキングもそうです。ネパールのヒマラヤは10日間のアンナプルナサーキットや北インドはパールヴァーティーヴァレーの最奧のキリガンガまでのマウンテントライブの村々をホッピングして行く道のりは、アイパスというスケートブランドのスニーカーでした。

石垣島の野底マーペーなど日帰りの低い山や通常のキャンプでは裸足で過ごすことも多々あります。木の根っこが足裏のツボを刺激して脳が活性化します。気持ちがいいんです。意外とケガすることはないのです。(裸足は裸足の歩き方があります^ ^)

西表島では、海でもジャングルでも、基本は〝ギョサン〟(うみんちゅが船上で履いている滑らないサンダル。分かりやすく言うと便所サンダル)でした。ビブラムソールより滑りません!ww 島んちゅも山では雨靴派とで分かれます。

奥穂高岳からのサンライズ

そして、スタイルは趣向と共に変化するもの。

長野は北アルプスの上高地で山小屋やキャンプ場で働いていた頃は、お休みの日はだいたい山に登っているか野遊びをしていました。その頃もトレイルランニングにハマっていて、2泊3日の3000m級8座縦走も、最低限の荷物(飲み水、非常食、レインウェア、着替え、おやつ、ヘッドライト)だけを背負い、ゴツい登山靴ではなく、軽いトレランシューズで猿のようにヒョイヒョイ岩を登りました。大キレットでは忍者さながらです。天気が悪く、僕独りで興奮していましたが、身軽で足も軽いとからだもそれだけ自由です。テント泊の人は、キャンプ道具一式をフル装備で登っています。僕は泊まりは〝山小屋派〟な自然ガイドです♪

 

で、結論ですが〝スニーカー〟は雨(水辺)に弱いです!乾きにくいし、重い荷物を背負うと、悪い足場にとても弱いです。

僕がオススメする登山靴は、ゴアテックス(防水透湿素材)でソールがビブラムソール(頑丈でグリップ性が高く滑りにくい)であれば、後はお気に入りを見つけてみてください♪

個人的には日本の〝地下足袋〟もなかなかいいですよ^ ^

 

 

初めはなんでもいいんです。そのうち必要なものが分かってきます。ただ〝もし雨が降り出したら〟を考えると、濡れるとからだが冷えるので、レインウェアは先ず装備するものかもしれません。上着代わりにもなりますしね!

 

お持ちの靴で低いお山へ遊びに行きませんか?

山頂を目指さなくても、お散歩するだけでも十分に楽しめます。山用の靴は後からでもいいですよ〜♪

槍ヶ岳を背に 2012’