10月から11月にかけて季節の花、セイタカアワダチソウの開花です♪
こんばんは〜
SNAIL VISION Nature Healing Trip
花を愛する自然ガイド、ツムリンことトモキです♪
背が高いものは2mを越える、見た目がそのまま名前になったセイタカアワダチソウは、山吹色をした大きな泡のような花を咲かせます。
切り花用の観賞植物としてアメリカから持ち込まれ、本州と九州で帰化。空き地や河原など広範囲に及び群生しているので、お馴染みの野花のひとつです。
よく、花粉症の原因とされ嫌われますが、まったくの誤解で、セイタカアワダチソウは花粉を飛ばすタイプの花ではなく、虫などに花粉を運んでもらい受粉していく虫媒花です。
また、根からある種の天然科学物質を出して他の植物の種子の発芽を抑制するアレロパシー作用をもっている上に、花からは大量の種、そして地中の根茎からも次々と芽を出すので、周りに元々いた植物はあっという間に追いやられ、代わってセイタカアワダチソウが巨大な一団を築きます。
名誉ある日本の侵略的外来種ワースト100に認定!ww
そんな生命力が逞しい季節の花は薬草でもあり、パワフルな効能があります。
【効能と利用法】
強力な解毒作用(デトックス効果)、皮膚疾患(アトピー性皮膚炎)、喘息、腎臓病、肝臓病など。浄血を助け、細胞に活力をつけます。
漢方薬名、一枝黄花(いっしこうか)
葉に炎症を緩和するフラボノイドが含まれているため、ヨーロッパでは葉を潰して虫刺されの治療やけがの止血、洗浄液として用いられ。アメリカではネイティブインディアンの重要な薬草とされ、整腸剤や風邪、けがに、民間薬として用いられてきた歴史があります。
基本的に、開花前のつぼみの段階で花を摘み、乾燥させます。(ジップロックなどに入れ冷蔵庫で保管すると長持ちします)
これを煎じたり、お風呂に入浴剤(生でも可)として入れたりします。
お茶として飲む場合、それだけだと大変苦いので、緑茶などと割って飲むとジャスミン茶みたいでいいです^ ^
スギナやオオバコ、ドクダミなどその他の身近な薬草とブレンドしたりと、薬効と同時にハーブとしても楽しめます♪
自然環境ありきで生かされているわたしたちに必要なお薬は、暮らしのすぐそばでいつも健気に花を咲かせています。
今が旬の真っ只中。我が家では一年越しで楽しみにしていたので、少しづつ採ってきては乾燥の真っ最中。
開花前のつぼみをつけたのもの、まだまだあります。今年はひとつ、セイタカアワダチソウを嗜んでみてはいかがでしょうか?^ ^
背高泡立草