この星の〝使える水〟

水の惑星、地球。

わたしたちが生きるこの星の〝使える水〟ってどのぐらいか知っていますか?

 

こんばんは〜

SNAIL VISION  Nature Healing Trip

天然系自然ガイドのツムリンことトモキです♪

 

地球上には約14億立方kmの水があるといわれています。

そのうちの97.5%が海水で、残りのわずか2.5%が淡水だそうです。

その2.5%の淡水のうち、70%が南極や北極の雪氷や氷河で、残りの大半は地下水です。

さらにこの地下水もその半分以上が地下800mよりも深い帯水層にあり、わたしたち人間が簡単に利用できる水ではないのです。

 

 

【水の惑星の貴重な水資源】

 

わたしたちが利用できる淡水は、河川や湖沼、浅い地層に存在するもので、すべての淡水のうちの0.4%です。これは全地球の水資源のわずか0.01%に過ぎません。

持続的に利用可能な状態にあるのは、降雨や降雪で再生される淡水、約10万立方kmだけだと言われています。

ピンとこない数値ですが、例えると、全地球の水をお風呂いっぱいに溜めたとしたら、わたしたちが利用できる淡水の量は、わずか両手ですくった量にも満たないのです!

 

わたしたちが生きるこの星の〝水〟は限りがあり、決して無尽蔵なものではありません。

今後、人口増加、地球温暖化、新興国の成長(工業用水需要の増加)などにより、2080年には18億人が必要な水を利用できない状態になる可能性があるとも言われています。UNISEF及びWHOにおける調査結果によると、すでに2008年の時点で、世界中で安全な水を利用できない人々が約8.8億人存在しています。

水資源を利用している割合が最も多いのは農業ですが、水が汚染されると(バングラデシュ地下水のヒ素汚染は極めて深刻です)、真っ先に食料が危険にさらされます。その結果はご想像の通りです。

 

この日本でも、先の原発事故は自国だけの問題ではなくなりました。

先行き不透明な将来、わたしたち人類は今、乗り越えなければならない時代の夜明けに立たされています。。

 

 

もし、ほんの少し太陽との距離が遠かったら、地球上の水はすべて凍りついているでしょう。

もし、ほんの少し太陽との距離が近かったら、地球上の水はすべて蒸発しているでしょう。

 

だれの采配か、すべてが絶妙かつ完璧なバランスの中、地球は今も健やかに生きています。

わたしたちひとりひとりが、意識を持って生きていくことこそ、この環境を維持していくことにつながっていくと思います。

 

限りある水と、すべての資源を大切にしましょうね♪

 

(出典.aquas5.jp , env.go.jp) 

氷結